僕は父になって離婚した~今を生きる~

「僕のドロ沼離婚バトル」日々の苦悩や葛藤と戦いながらも希望を捨てず生きてます。

いよいよ別居生活が始まる。

ちまたではお盆ですね。

山の日が重なって、連休が多い人が多いのかな?
休みになると逆に会えない辛さが増幅しちゃって精神的に病んでいく自分が嫌い。

 

 

さ、このブログもいよいよ別居へと突入していきます。

少しずつ見ていただける方も増えてきたようで、ちょっと救われてます。

ということで、今日もいきます。 

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~前回の最後~

別居するにあたって子どもたちはアンジーのもとに行くことになった。

僕にとっては苦渋の決断だ・・・。

ただ、幸いなのは子どもたちと会うことは出来るということと、アンジーの実家が近くにあったことだ。

そして、いよいよ別居することになる。

努力の末の「別居」という決断。より

 

  

別居当日

別居当日がいよいよやってきた。

子どもたちはまだまだどうなるのかなんて完全に理解できてない。

それはそうだね。まだ小さいもん。

 

エミリーは起きていた。

一緒に朝ごはんを食べた。

僕にとっては何だか複雑な感情のごはんだった。

味なんて全く覚えていない。何を食べたかすら思い出せない。

その時がずっと続けばとしか考えていなかったんだと思う。

 

そして、アランはまだ寝ていた。

僕は仕事の時間になり、挨拶もできず家を出た。

 

普段通りに「いってらっしゃい」とアンジーとエミリーが送ってくれた。

 

マンションを出て車に乗り、会社に向かう間に走馬燈のように色々なことを考えた。

その日の仕事も上の空だ。

 

「家に帰ったら誰もいないのか・・・。」

 

そんなことを考えながらも、もしかしたらいるかもしれない。

「おかえり」っていつもの笑顔で迎えてくれるかもしれない。

 

 

そして、仕事も終わり家路につく

淡い期待も虚しく、外からみる自宅は電気もついていない。

もちろん、玄関を開けても誰もいない。

 

「そりゃ、誰もいるわけないか・・・」

一気にどうすることもできない感情が僕を襲ってきた。

 

悲しさが一番大きかったかな。

思い出の自宅で、まだまだ子どもたちのものも溢れていたから。

そこからは死んだ人間のようだった。

 

それでも、泣くことはなかった。

 

それは、アンジーとの約束で子どもたちと会うことは大丈夫となっていたから。

会いたいときには会えるとなっていたし、宿泊もOK。
アランも小学校の入学式が控えていたからね。

 

アンジーの実家も近いし、すぐに子どもたちにも会える。

それが唯一の救いだった。

 

そして、別居してから最初の土日

アランとエミリーがマンションに泊まりにくることに!

たくさん遊んだなー。

外で遊び、料理も一緒に作ったりして、夜はお風呂に入り一緒に寝られる。

こんな幸せなことはないよね。

 

ここまで聞いて、「え、別居って言っても仲良くやってるじゃん!」って思うよね。

うん。まだこの頃は表面的にはよかったの。

 

でもね。

この時なんだ。

 

夜、ごはんを食べてる時にこんなことを聞いてしまった。

 

鼻眼鏡「美味しいね^^」

アラン「美味しいー!」

鼻眼鏡「みんなで作ったんだもん!そりゃ美味しいよ♪」

エミリー「今日は楽しかったね!一緒に寝られるし♬」

鼻眼鏡「お風呂も一緒だぞー!向こうでは楽しくやってるか?」

アラン「うん・・・ちょっと怖いかな苦笑」

エミリー「まだ慣れてない・・・騒ぐと怒られるし・・・苦笑」

 

鼻眼鏡「え・・そっか苦笑・・・でも、今日はお風呂も一緒だし、寝るのも一緒だから楽しもうね!寝る時は絵本読もう!」

エミリー「やったー!(めっちゃでかい声w)」

鼻眼鏡「声でかー笑」

エミリー「だって、久しぶりに大声出せるんだもんー♬ わーーー!!!」

鼻眼鏡「あはは笑 おぅ!出せ出せー!w」

アラン「あ!でもお風呂いったんだよー!」

エミリー「そうそう!楽しかったー!」

鼻眼鏡「おー!(お風呂?気分転換かな)そうか!よかったじゃん^^

    じーじとばーばとかとも、みんなで行ってきたの?」

アラン「ううん。〇〇とー!」

エミリー「そうそう!〇〇と行ってきたのー♬」

 

※不審な〇〇(男)

〇〇(男)の呼び名をそのままにすると、訳分からなくなるので今後こいつは「貝田」(仮名)とすることにしました。

 

 

鼻眼鏡「そう・・・なんだ。楽しかったかー?(ん、なんで貝田・・・?)」

アラン「4人で行ってきたのー!」

エミリー「たのしかったよー!お祭りみたいのも近くであったし!」

アラン「アランは貝田とお風呂に入って、エミリーはママと入ったの♬」

鼻眼鏡「4人!?ママと貝田とアランとエミリーの4人?」

エミリー「そうだよー!」

鼻眼鏡「え・・・友達とか一緒じゃなかったの?」

アラン「ううん。4人で行ったの!」

鼻眼鏡「・・・そっか。楽しかったなら・・・よかったよ^^」

 

心配させまいと子どもたちの前では笑いながら普通に過ごしたけど、心情はめちゃくちゃだった。

「貝田」ってたしか職場の男の名前だったよな・・・

仕事を始めた時から、この名前はよく聞いていたのを思い出した。

 

なんで4人?

意味わからん・・・

しかも別居後、数日しか経ってないのに?

どうゆうことだ・・・

確認すべきか・・・いや、でももし・・・

 

 

ここからアンジーへの不信感が一気に出てくるようになった。

 

「あいつ、もしかして浮気してたのか・・・?」

「しかも、子どもを巻き込んで・・・」

「いや、アンジーに限ってそんなことはしないだろ・・・でも・・・」

 

アンジーは絶対にそんなことはしないやつだと思ってた。

だって、子供に対する愛情はあったから。

でも・・・振り返れば仕事と言って夜が遅い時が多かったんだよな・・・

 

 

そして、子供の話からしても明らかにおかしい。

子供をアンジーに苦渋の決断で渡した僕の気持ちはどうなったんだ。

 

この日に調べなければと思い、子どもたちを寝かしつけ僕は一睡もできず夜が明けた。

ネットでまさか自分がこんなことを調べることになるとは・・・

興信所、探偵も調べたけど「値段が高い・・・これは、完全にムリだ・・・」

 

そんな時、GPSというものに目がついた。

「これだ!だけど、心が痛む・・・付けたとしても仕事をしながら探偵みたいなことができるのか・・・」

「それ以前にこんなの付けていいのか・・・」

「いや、でも今はそんなこと言ってる場合じゃない!」

 

それでも購入するまで、すごく悩んだ。

僕は今まで疑うことはしてこなかったから。

自分で言うのもなんだけど真面目に生きてきたから、こうゆうことはしたこともないし、罪悪感に苛まれてもいた。

 

 

そこから徹夜で調べあげた。

GPSは他人に付ける行為は違法である。

・ただし、家族(配偶者)であり自分の車(自分名義)であれば可能

・もし警察沙汰になっても民事事件なので、大きな問題にはならない

 

 

「やるしかないか・・・」

 

事が事なだけに僕は決心をしGPSを購入した。

それは翌日には届き、アンジーの乗っていた車に付け、行動を見ることにした。

 

 

何も出ないようであれば問題ない。

でも、心配しているような事が出てくるのであればこれだけは絶対に許せない。

 

僕はこの時、何もでないことを祈ることしかできなかったんだ。